ホームページとWEBの違い

私たちはWEBという言葉を使います


私たちは「ホームページ」と「WEB(またはWEBサイト)」は明確に違うという認識に立っています。
我が国では、今から凡そ30年程前からコンピューターが企業でつかうものからパーソナルなものに変化してきました。先駆けとなったのはWindows95(1995年日本販売開始)であり、OS(オペレーションシステム)なる言葉が徐々に浸透してきたのも、同じ頃です。
この頃からインターネットなども普及し始め2000年頃をその黎明期と区分します。インターネットの普及と共に、自分のことや企業のことなどをネット上に公開するようになってきました。それが「ホームページ」というもので、文字通り「ホーム(自分の家)」の「ページ」というものがそれにあたります。当時のホームページは多分に個人的な色彩が強く、公共的なものとか、社会的なものとか、そういったものというより、趣味的な、個人的なものとして認知してきました。
いうなれば、ホームページはあくまでも個人的なものであり、趣味的なものでした。日本IBM社が開発販売していた「ホームページビルダー」(2010年よりジャストシステム社)は、一般や、広く企業向けに販売されたものですが、CMSが主流となりシェア率を落としたのは否めず、「ホームページ=会社のサイト」という考え方が遠くなってきたのです。

 

WEBを考える

とはいえ、日本ではまだまだホームページという言葉が残っており、今もWEBという言葉を使わず、ホームページという言葉を使う方もいます。「御社のホームページを拝見しまして…」のように。厳密に言うと明確な違いはないのかも知れません。
けれども、私たちはWEBという言葉を敢えて使います。
WEB(またはWEBサイト)という言葉はインターネットの黎明期からある言葉ですが、公共的な、社会的な意味合いが強く、「御社のWEBを拝見しまして…」や「わが社のWEBを…」という風に使います。それは先述した通り、WEBには公共的、社会的な意味合いがあり、個人というより法人。プライベートというよいオフィシャルな色合いが強いと考えるからです。
特にお寺の場合は、宗教という深遠なものを扱うと同時に、公益法人という観点からもより公である必要があります。
宗教はそもそも多くの人の気付きや目覚め、救済など、諸課題を解決するために設えられたもの。WEBなどを通じて教義を宣揚することはとても大切であると心得ます。当然、紙で伝えることもとても重要です。布教のツールとして捉えると、「紙かWEBか」という二者択一の考えがいかに不毛なのかわかります。つまり「紙もWEBも」なのです。
公益法人という観点からもWEBは大切です。情報の開示や公開をでき、不透明さを軽減でき、最も大切なのは、活動を随時アップできるからです。
お寺のWEBは未来を考えた上で、発信し、育成することを考えながらやらなければなりません。

 

お寺のWEB作成

お寺はいま攻めの情報発信を求められています。
攻めの情報発信とは、寺院の紹介や寺院の縁起(歴史)のみを記載したWEBから、お墓、葬儀、法事、御朱印、行事、ブログなどを記載した目的意識をもったWEBに変化しなければなりません。
攻めの情報発信は、既存の檀信徒へ適切な発信となり、新規に関しては関係をもつためのとっかかりになります。
WEBがないというお寺は今も非常に多いですが、WEBがないお寺は存在していないのと同様です。WEBという世界に新しい寺院を建立するという認識をもつことが重要なのです。

 

お寺のWEBに関してはこちらから
>>>お寺のWEBについてみる

 

文責:足立信行