3年続かない新卒葬儀担当者葬儀業界は離職率の高い?葬儀業界は離職率の高い業界だと言われます。細かな数字は少し不明なのですが、実感としても確かに葬祭業を離れる人が多いのはよく見かけます。私は25歳の時に葬儀社に入社しましたが、新卒扱いで入社したものの、葬祭業に残っているのは、私含め2名くらいで、あとは他の業界に転職したり、音信不通になっています。他の葬儀会社でも割と離職率は高いようで、業界大手と言われる企業でもいます。特に新卒の人たちは1年もったらよい方で、ほとんどが3年以内に辞めると言われてる業界です。他の業界でも新卒が3年以内に辞めるケースは多いのでしょうが葬儀業界は全体的に多いと言われおり、自身の経験からも、社員へ聞いた内容からも、多いのではないかと思っております。なぜ3年続かないのでしょうか。私自身は新卒が続かない理由は、2つ原因があると思っています。1つ目は、「将来性」。2つ目は、「活用性」。この2つだと考えます。ビジョンや将来を語らない葬儀社は人が離れます新卒が続かない1つ目の理由が「将来性」です。この将来性は一般的には「会社の先行きが見えない」とか「会社が今後も残っていくか心配だ」など経営面や存続面の文脈で語られる場面の多い言葉ですが、私が考える将来性とは、会社のビジョンや将来のことを語る、ことを指します。端的に言えば、葬儀業界の経営者や事業主の多くは、未来への展望やビジョン、会社の発信などおよそ会社の将来のことを語っていない人が多い。企業の規模を問わず、会社のビジョンや将来について発信していくことはリーダーにとってとても重要です。”今後、会社をこういう風にしていく!”とか”将来、会社をこんな風にしていく”のような将来に向けた発信を社内に示し、その言葉通りに実行していく。これはトップが指し示さなければならない、重要なタスクです。これは「事業の数字」や「事業の規模」ではなく、「会社のビジョン」です。例えば、”2年後、近隣に施設をオープンさせる”とか”来年、葬儀件数を20%増加させる”というのは、単なる数字の目標や報告であり、これほど胸に響かない言葉はありません。そういう数字の報告などではなく、「病院などと連携した地域医療包括サービスを2年後に実施します」とか「孤立死や孤独死をなくすための官公庁との連携を進めます」など会社の方向性を数字ではないもので語ることが今回言う「将来性」なのです。つまり、ビジョンや将来を語らない葬儀社は、今後、人が離れていくのではないかと考えます。ワクワクするような活動がない葬儀社は人が離れます新卒が続かない2つ目の理由が「活用性」です。活用性というのは、新卒をうまく活用できていないということです。葬儀社はよくもわるくも職人の世界です。何十年も葬儀に関わっているベテランの選手が上席に立ち、新人はそれに対して何も言えず何も抗えないという会社が多いのではないでしょうか。いろいろなことが新卒を無視して決定され、何か発言しようものなら徹底的にたたかれる。そういう萎縮を強要するような職場ではオドオドすることはあってもワクワクすることなどはとても難しい。同時に、葬儀社は社内の活動などが極めて少なく、業務に関することばかりで成り立っています。新卒の離職率が低い会社はさまざまな委員会を設置して、新卒の権限をできる限り拡大させ、いろいろなことにチャレンジさせる仕組みを意図的に作っています。例えば、社内の風通しがよいかどうか、心理的安全性を守れているかどうかなどなど。一見すると業務に関係のない事柄でも、実ははたらき方や生産性の直結することがあったりします。ベテランが幅を利かせて葬儀以外の仕事はしない、という葬儀社は、それはそれでいいのですが、しかし、新卒がそこに居続けることや、離職率を減らしたいのであれば抜本的な改革が必要になってくるのです。なぜ葬儀の離職率は高いのか?葬儀の離職率が高いのは、結局のところ、経営者や事業主が将来性を語っていないという、経営者の問題と多種様々な人たちの人的リソースを活用できていない、職場の問題とこの2つに集約されます。将来性ある言葉を経営者が発信し続け、職場をより風通しのよい状況に持って行くことが離職率を減らす手段なのではないでしょうか。T-sousaiは共にはたらく人を募集しておりますT-sousaiは、未来のお寺や未来の仏教界のために共にはたらく人を募集しています。採用ページを作成しました。ブログなどでも発信しています。自薦他薦は問いませんので是非!!未来の仏教や未来のお寺をよいようにもっていくために、共にはたららきましょう!>>>採用情報はこちらから